今日的日本の

紙・木・土 展

2000.12/11(月)−12/16(土)

紙 :塩野雅樹 ・ 関次俊雄

木 :小松秀和 ・瀬戸國勝

土 :友成潔 ・ 桐谷純子

今年、5月13日から6月18日までオーストラリアのケアンズでジャ

パンウィークの一環として日本人作家6人の展覧会をケアンズの

市立ギャラリーで致しました。

日本とは違うのんびりとした時間の流れの中で日本人観光客は

沢山通過するし、日本企業も沢山駐在しているものの、日本の

ートシーンはほとんど知られていない土地で、ほんの一部でもよ

から、日本でこんな事をしている作家が居るという事を見てもらおう

と企画された展覧会でした。 地元の職業専門学校で行われた漆

と陶のワークショップはとても反響があり、来年漆は1ヶ月のコース

を受け持つ事になりました。 いわゆる、漆として思い浮かべるよう

な金蒔絵、鏡のように研ぎあげられた漆工芸品ではなく、植物塗

料としての漆を紹介できたのが大きな理解を得た原因でした。

「今日的」と銘打ったところが、今、生きている作品を今、生きてい

る人々に見てもらおうという、作り手の心意気のあらわれでした。

あれから半年が経過して、それぞれの作り手たちの今日も当然

変化しています。 2000.12月の今日をそれぞれの作り手がどのよ

うに表現するのか? ぜひ、それをご覧くださいませ。

2000.11-22 ギャラリーいそがや 上林 喜美子