セラミックの作家が現代美術の画廊で扱われるのは珍しいパリのFALL Galerieで今年
3月に開催された加藤清之氏の個展は大きな評価を得ました。
東京でもやはり焼物の展覧会は珍しい彫刻専門のギャラリー「せいほう」で、信楽に
ある「陶芸の森」の大きな窯で焼き上げた作品が、展示されます。
それに合わせてギャラリーいそがやでは氏の独特の紙のように薄くされたマットな風合
いの白磁の作品を展示いたします。
両方の作品をご覧頂ければ、それぞれの土に向かい合い、その土の持ち味、性質をあま
すことなく利用して作品を作り上げる加藤氏の土を知り尽くした技を楽しんでいただ
けることと思います。
ギャラリーしのざきでは信楽の作品と同じ土を使用した小品をご覧頂けます。
3会場同時開催でございます。 ぜひご覧くださいませ。
99.5−31
ギャラリーいそがや
上林 喜美子