畠山 耕治 HATAKEYAMA koji

 

素材には”意識”が宿っている。

何かを作り出すときいつもそう思ってしまう。自分だけの力ではない何らかの力の存在は、誰もが感じることであろうし、“意識”のもっと深くに潜む“気配”は、自分が何者であるにか、という命題をつき付けてくれる。人間の精神や魂をつき動かす情景が非常に稀薄に感じられる現在、“意識”と“気配”を存在させること。頑ではあるが、それが僕の社会と関わっていく意志であり、一隅を照らす何かを存在させたいのである.

ものの奥に潜んでいるもの、それが僕の呼吸を整えてくれる.