■社歴

 西洋額縁製造、販売 

  初代 長尾 建吉(1860〜1938)

     明治11年(1878) パリ万国博覧会、日本代表全権 松方正義の随員とし参加.

     明治12年(1879) シドニー市博覧会.

     明治13年(1880) 商業観察のためアメリカへ渡米.

     明治24年(1891) 山本芳翠先生より進められ、洋風額縁研究所に入所.

     明治25年(1892) 同研究所が類焼したため、愛宕町に小工場を建て、 日本で初めて額縁屋を開業.

     明治38年(1905) 愛宕町より現住所に移転. 宮内庁をはじめ多くの作家を顧客として営業. 特に黒田清輝、山本芳翠両氏には親しくさせて頂く。

                          参考: 「嶽陽 長尾建吉」 長尾一平著  

  2代 長尾 一平(1886〜1978)

     岸田劉生 和田英作 岡鹿之介等諸先生方の額縁製作を 中心に営業.

     著書: 「嶽陽 長尾建吉」 昭和11年1月10日発行
         
「山本芳翠」    昭和15年12月28日発行

 

  3代 長尾 健一(1919〜1997)

     昭和38年12月 同地に本社ビルを建築と同時に有限会社磯谷商店を設立.

     安井曾太郎 中川一政等の額縁製作を中心に、 衆議院、港区役所、
     相撲博物館等など、各所に長く額縁を おさめる. 

     北蓮藏作「勇敢なる水兵」の水兵のモデルとなる。(習作(部分)磯谷商店収蔵)

平成11年(1999) 2/20-3/22 西宮市大谷記念美術館で開催された「画家と額縁展」で
磯谷商店の額縁が多数展示され長尾建吉、一平と共に磯谷商店が紹介された。 

 

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