漆粘土の可能性−会津から-

プロダクトU works

2004.3/22-27

 

参加者

岩橋 正義 profile   小松 秀和 profile

大竹 信一 profile   鈴木 勘右衛門 profile

平成13年(2001年)から福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターが開発を進め、平成15年民間企業に技術委託手続きが完了し、製造、販売が行われている新素材「漆粘土」。 この素材を使った作品、商品の新たな可能性を探そうと、昨年、インダストリアルデザイナーの大川允氏を講師に招き研究、開発を行ったプロジェクトチーム、プロダクトUの結果を発表する展覧会です。
このプロジェクト参加者4名は、それぞれ違う職種からのアプローチであり、お互いの意見の交換をかさねて共同で作品の開発にあたりました。 

今までの漆の概念で行くと、どうしても塗料としての用途が考えられますが、この漆粘土を使うと、乾漆などでの造形よりもより簡単に、思いのかたちを作ることが出来、漆を使用しての造形の巾がぐっと広く、身近になりました。
今回の展覧会では、このような特性を生かした、照明器具、食卓、食器、壁材、厨子、などが展示される予定です。

漆の新しい可能性をごらんいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

2004.2-15
ギャラリーいそがや
上林 喜美子